こんばんは、シングルマザー1年生のYuitunです。
本日より何度かに分けて、「シングルマザーになるまで」の私の実動や、「シングルになってから」やったことなど
これからシングルになるかも、な方に有益になりそうなことを綴っていけたらと思っています。
まず最初は、別居編です。
目次
別居開始時の私のスペック及び状況
- 育休2年目、育休前はフルタイム正社員、当時の年収およそ550万円
- 子供1歳半、保活中 (2020/10現在)
- 夫の不倫発覚から数ヶ月
- マイホームマンションを1年ほど前に購入
- 夫、終電で帰ってくる仕事
- 実家はおよそ1時間の距離、不倫発覚時から少しずつ私と娘は実家にいる時間が増える
こんな感じでした。
夫が帰ってくる家に帰るのがイヤ
夫が帰ってくる家に帰るのが嫌でした。子供の顔も見られたくないし、でもマイホームは嬉しいし好きだし、できるならばそこにこれからも住みたいとも思っていました。
ただ、日を追うごとに、夫と顔を合わせたくないという思いが強くなりました。それ以前から少しずつ、実家に荷物を運んでは生活の拠点を移す準備をしていたのですが、夏頃に一度、昼逃げ的なことをしました。
昼逃げは、最低限の荷物を移すだけでよかった
少しずつ荷物を持ち出していたのもあって、引っ越し屋さんに頼むほどの量はありませんでした。
- 自分と娘の夏物、秋物の服
- 娘のお気に入りのおもちゃ
- ベビーカーなどお世話に必要な大物
- 娘のアルバム(大した量ではないですが)
- 貴重品(預金通帳、カード、印鑑、家の権利書)
最低限これだけは、と思い車に積んで、当日二往復くらいしました。(自宅のその他荷物の整理はまた後日)
車は駐車場代がかかるので自宅マンションに戻して最後はベビーカーを使って電車で実家へ。娘にも付き合わせてしまったけど、車や電車で移動するのが好きな子だったのでなんとか助かりました。
実家でお世話になるのは、甘えではないと思う
お互いにメリットが見いだせればそれでOK
最初のうちは「実家にお世話になるなんて、甘えなんじゃないか」と自分で思うこともありましたが、それ以上に互いにいいことがあるので、win-winならいいじゃない。と思えるようになりました。
たとえば、実家に移り住むのであれば、すでに親が生活しているので必要な家具家電などは揃っていて、すぐに生きていける準備はある。
これから夫と話し合いをするにしても、普段一緒に生活していれば、娘を1時間だけ見てほしいとお願いすることもできる。
親子2人だけだとどうしても話す相手も居なくなるが、親がいれば相談など聞いてもらえる。(この時点で母は夫にブチギレてましたが)
親子2人でもし自分がいっぱいいっぱいになった時に虐待などしてしまわないか?という点についても、正直不安でもありました。でも、もう1人、おとなの目があれば抑制もかかる。
そして、娘が接する大人が1人増えることで、娘にとっても、親対象だけでないコミュニケーションがとれる。
私と母の、大人同士のコミュニケーションをみて意思疎通を学んでくれる可能性もある。
このように、私の中には色んな思いがありましたが、自宅を新しく借りるか実家を間借りするか、どちらかを選べるのは本当にありがたいことでした。選択肢の中から娘にも私にも一番ベストな一時避難場所として実家を選びました。
母の方も、父が単身赴任で1人で住むには広いと言っていましたから、事情が複雑とはいえ一緒に住むことを歓迎してくれました。
母としては、ネット関連の自分がわからないことや重いものの通販、洗い物や掃除、仕事の日の夕飯の支度など、いくつかの家事の分担ができるのがありがたい、と言ってくれます。お互いに嬉しいのであれば、同居することも悪くないですよね。
実家はローン終わっているので、生活費だけでいいよとのこと、育休中は収入もないので3万円ずつと決めてお渡ししていました。なお、育休明けの現在はお給料があるので、もう少し金額をアップして渡しています。
夫との別居において、預金通帳は持ち出しました・・・
家族の貯金、使い込まれたら困る。
そもそも育休中だった身ですから夫のお給料をメインで生活していましたし、彼がお金の管理をできない人だったので、もともと家族のお金はすべて私が管理していました。そのうえで、彼には私からお小遣いとして使って良いお金を渡していました。
別居にあたり、生活費としてためてきた彼名義の口座の中身を使い切られるとローンが落とせなくなったり、今後の娘の養育費が「ないものからはとれない」理論でもらえなくなったりするのは困ると思い、家を出るときに、彼名義の口座のお通帳とカードを1セットだけ残して、それ以外の生活費の口座については私が持ってきました。(賛否両論あるであろうことは承知の上です)
元夫に一ヶ月の生活費を決めて残してきた口座に振り込む、ということをしました。ローンや各種ライフラインなどの請求はこちらが持っている口座から引き落とされるので、彼に渡すお金は最低限、彼の食費等のみで済むはずだと考えました。
また、彼のクレジットカードは生活費口座からの引き落としでしたから、最悪足りなくなったらクレカを切るようにと伝えていました。
実際褒められた行動ではないけれど、婚姻費用の請求はスムーズにできる
実際に私が管理していたことなので問題ないと判断しましたが、夫婦別財布などにしてある方の場合、あまり望ましくない行動かもしれません。ただし、私はこれにより、「婚姻費用」の請求がしやすくなりました。
「口座を返してほしい」と言われるまでの間に、必要な手続きを全て完了し、返還しました。
手続きは以下
- 世帯分離と、児童手当の受取人変更(お役所にて)
- 私名義のカードの引き落し口座変更(自分の口座に。)
- 引き落とし内容の整理
- 2ヶ月分の婚姻費用(生活費)ぶんを私の口座に移す
本当は、給与振込の口座を変えられていたらアウトでした
元夫がそこまで頭が回らなかったのか、給与振込は私が持ち出した方の預金通帳に毎月入ってきました。が、例えばこれを元夫が会社に申請して、給与振込口座の変更手続きをされていたら、私が持っていた通帳に入金されなくなるはずでした。
逆に、勝手に持ち出された!となってしまった人は、こういう↑やり方もありますので参考にしてください。
財産分与は「婚姻・同居開始日」時点から「別居開始日」時点までの差で半々
結婚前に自分でためていたお金は、自分のもの。
これ、結構大事なポイントだと思います。
財産分与の対象となるのはどこからどこまで?と思いますよね。
婚姻前の財産は、特有財産として認められます。つまり、たとえば、、
結婚した日に、夫の貯金残高:100万円 妻の貯金残高:200万円
別居日時点で、夫の貯金残高:500万円 妻の貯金残高:300万円
となっていた場合に、財産分与の対象となるのは、夫の残高の増加分の400万円と、妻の残高の増加分の100万円。
つまり、双方100万円ずつは増えているので、それ以外の夫の増加分300万円を、夫婦2名で分け合うことになるのです。結果、奥様のほうは150万円をもらえます。
別居後に減ったお金は、自分の責任。
別居開始後、夫の残高が400万円に減ってしまったとしても、別居日時点を基準としますので、妻が150万円もらえることに変わりはありません。別居後に倹約などをして、貯金を減らさないようにする工夫はどちらにせよ必要ですが、それにより財産分与で不利になることは基本的にありません。
逆に、別居時点でもらえるはずだった金額より、夫の残高が減ってしまった場合、もらえないという可能性も0ではないので(金額にもよりますが請求は可能だと思います)、その点は気をつけましょう・・・!
今回は、「別居」先を私の場合はどう選んだか、またお金のことについて記載しました。
次回は、別居していてももらえる「婚姻費用」(養育費とはちょっと違います)や財産分与、養育費の決め方などを記載していきたいと思います!
ありがとうございました。